軽声・儿化 ― 中国語のリズムを自然にする弱い音
中国語の音は、すべてを同じ長さ・同じ強さで読むわけではありません。前の音に寄りかかって短く弱くなるものを軽声といいます。軽声を無理に高くも低くもせず、前の音の後に軽く添えると、語の輪郭とリズムが整います。
軽声は「第五声」ではない
妈妈(māma)の後ろの ma、谢谢(xièxie)の後ろの xie、朋友(péngyou)の you などは、軽声として読まれる代表例です。軽声には固定した高さの線を描こうとせず、前の声調との関係で短く置きます。強く長く読んでしまうと、単語のまとまりが聞こえにくくなります。
練習は、前の音を少しはっきり、軽声を短く言うことから始めます。mā-ma のように二音を同じ重さで分けず、MĀma のように一つのまとまりとして言ってみてください。音声を聞き、後ろが消えすぎず、しかし主役にもなっていないかを確認します。
儿化は語尾の r を足すだけではない
儿化は、語の最後に -r の響きが加わる現象です。北京語など北方の話し方でよく聞かれ、哪儿(nǎr)、一点儿(yìdiǎnr)、这儿(zhèr)のような語に現れます。独立した 儿(ér)を一拍足すのではなく、前の韻母と結びつけて終えます。
儿化は地域差・語ごとの差があるため、すべての r を強く真似る必要はありません。まずは頻出語を聞いて分かることを目標にします。自分で話すときは、標準的な音声のお手本に合わせれば十分です。
聞き取りに生かす
軽声や儿化を知らないと、知っている単語が短く崩れた別の音に聞こえます。会話を聞くときは、強く聞こえる音節だけで単語を推測せず、後ろに短い添え音があるかを意識してください。次の発音から聴解を育てるで、音のまとまりとして聞く練習をします。