中国語発音・総合演習 ― 音節・声調・聞き分けを自力で点検する16問

Pletec LLC Editorial Team ·

この演習は、知識を覚えているかではなく、音をどう作るかを説明できるかを確かめるためのものです。先に答えを見ず、声に出す問題は録音してから解説へ進んでください。迷った問題は、正解を覚えるより対応する章へ戻るのが近道です。

A. 韻母と声母(1〜6)

  1. (nǚ)の ü は、u と比べて舌と唇をどう使いますか。
  2. (ān)と(āng)は、最後をどこで止めるか、またはどこへ響かせるかが違います。説明してください。
  3. pb を区別する最も分かりやすい手がかりは何ですか。
  4. zh/ch/shj/q/xは、舌を反らせるかどうかでどう違いますか。
  5. (xué)の x の後にある母音は、表記上なぜ üe と読めますか。
  6. (liù)の iu は、どの形を短く書いたものですか。

B. 声調と変化(7〜12)

  1. (mā)、(má)、(mǎ)、(mà)を、第一声から第四声まで続けて言って録音してください。
  2. 你好(nǐ hǎo)の最初の音は、実際にはどの声調に近くなりますか。
  3. 不是(bú shì)の (bù)が変わるのは、後ろの何声が理由ですか。
  4. 一个(yí ge)の (yī)が変わるのは、後ろの何声が理由ですか。
  5. 妈妈(māma)の後ろの音を、同じ強さで読まない理由は何ですか。
  6. 朋友(péngyou)を読んだとき、後ろの you をどのように置きますか。

C. 聞く・話す(13〜16)

  1. (mǎi)と(mài)を交互に三回言い、どの声の動きが違うかをメモしてください。
  2. (zhī)・(qī)・(zǐ)を順に言い、舌を反らせる組と反らせない組を分けてください。
  3. 我想喝咖啡(wǒ xiǎng hē kāfēi)を録音し、声調・息・リズムのうち一つだけ直す点を選んでください。
  4. 10秒程度の中国語音声を聞き、聞き取れなかった箇所を一つ選んで、声母・韻母・声調のどこが原因か仮説を立ててください。

解説と戻る章

問題確認すること戻る章
1・5・6ü、表記の省略、複合母音韻母・母音 / 音節を組み立てる
2-n/-ngの舌と鼻の違い韻母・母音
3・4・14息と舌の位置声母・子音
7・13・15声調を平らにしない四声の基本 / 声調を聞き分ける
8〜10第三声・不・一の変化声調変化
11・12軽声によるリズム軽声・儿化
16聞こえない音を口で確かめる発音から聴解を育てる

16問すべてを一度にやる必要はありません。苦手な部を二日後にもう一度録音し、前回と比べて一つでも区別が明確になったかを確かめます。答えが分かっただけでなく、音が変わったかを次章のチェックで確認しましょう。

解答の目安

発話問題には一つだけの「正しい録音」はありません。ここでは、聞き比べるときに確認したい動作を答えとします。

  1. üは、iのように舌を前寄りに保ち、唇だけをuのように丸める。
  2. (ān)の-nは舌先を上の歯ぐきへ、(āng)の-ngは舌先をつけず舌の奥を上げて鼻へ響かせる。
  3. pでは紙が動くほど息が続き、bでは息を短く抑える。濁音・半濁音として分けない。
  4. zh/ch/shは舌先を少し後ろへ反らせ、j/q/xは舌を平らに前寄りへ置く。
  5. j/q/xの後のuは、表記で点を省いたü系の音を表す。
  6. iuiouを短く書いた形。
  7. 第一声は平ら、第二声は上がる、第三声は低く抑える、第四声は短く落とす。高さそのものではなく動きを聞く。
  8. 你好(nǐ hǎo)では、前の第三声が第二声に近づく。
  9. (bù)の後ろが第四声なので、不是(bú shì)では bú になる。
  10. (yī)の後ろが第四声なので、一个(yí ge)では yí になる。
  11. 妈妈(māma)の後ろは軽声で、前の音に添えるように短く弱く置く。
  12. 朋友(péngyou)のyouも軽声として重く引き延ばさない。
  13. (mǎi)は第三声、(mài)は第四声。前者は低く抑え、後者は短く落とす。
  14. (zhī)はそり舌音、(qī)は舌面音、(zǐ)は前歯の近くで作る音。七だけが有気音でもある。
  15. お手本と比べて、声調・息・リズムのどれか一つを具体的に書ければよい。例: 「(xiǎng)の第三声を低く保つ」。
  16. 文字を見た後、「声調が平らだった」「-ng-nとして聞いた」のように、音の種類を一つに絞った仮説を立てる。

この解答を読んだら、間違えた番号の練習語だけを録音し直します。説明を読んで納得することではなく、次の録音で一つの動きが変わったかを確かめることが目的です。